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音楽と私

音楽続きでアップしたい事があったのだけれども、日々の事→子育てに必死でなかなかタイムリーにできず。このpop group内のたつきさんも書いていたけれども、親になるっていうことは大変なんですね。とにかく責任感がある。多分仕事とかと同じくらい、もしくはそれ以上。息子と接していると私の粗野なところがとても目立つ事に昨今気づいた。第三者的な自分が現れたので、「そろそろ気をつけないと、息子がまねするよー」と警告してる、気がする。そして日本に戻ってくると「日本語」がやたら耳につくので(当たり前なんだけど)人の振り見て我が振り直せ、で精進しなくてはとまたまた思う。それにしても、自分の子供に対して「おまえ」って呼ぶ親は正しいのか正しくないのかと自問自答した。世の中の善し悪しはとかく自分の好みで動いているのでは?と思うようになった。まぁ指摘されたから?かもしれないけれども。たばこを好きか嫌いかもその一つ。ついこの間ランチタイムにそこでタバコを吸えると知った二児の父が2本も3本も彼らの食事終了後、その場で吸っているので私はいい加減いらいらした。「え、まだ吸うの?私たち食べているのに?」的に。(In Japan darf man immer noch im Restaurant oder in der Bar rauchen. Manchmal gibts ja einen Raucherraum aber dieser Raum ist nicht ganz zu. Der hat sogar manchmal die Fenstern. Wahnnsinn. Ärgerlich.→Ich mag keinen Rauch. Ist es eine Diskriminierung?)
一月に奥村友美ちゃんに室内楽のコンサートに誘ってもらったので母と行ってきた。空気がヨーロッパだった。最初の音が鳴った時の緊張感と音の感じがすかっとしていてベルリンで音楽をたくさん聴かせてもらっていた日々を思い出した。そういえば初めてメトロポリタンオペラを東京で聴いた時に「異国の風が吹いている」と思ったのを思い出した。そんな感動に近いものがその日あった。とてもよかった。ともちゃん、どうもありがとう!また聴きたいです。最近はそのようにいい演奏を思い出しては、自分も良い影響をもらえるようにとイメージトレーニングをしてみるけれども効果はあるのかしら?先日は高校時代の友人のお家へ伺い、5月にある本番の伴奏合わせをしてきた。彼女には高校3年間と大学3年間の伴奏をしてもらった。さらには私の渡したコピー楽譜を全て持っていてくれていて、ありがたいなぁと思った。私は一冊の楽譜として一曲を持っているけれども彼女がそうやって持っていてくれるとあのとき何を歌った、というのを思い出せるのでおもしろく。さらには彼女とやっていた連弾も試してみたりなんかして。笑 まず、楽譜を読めなくなっていたのと、指はもちろん動かなく。笑 面白いくらい指が動かなかった。いつかもう一度ピアノも弾きたいし、ピアノが欲しいなぁ。彼女の子供たちも息子も楽しそうにしていた。本能で音を楽しむ人たちなのだ、彼らは。いいな、と思う。初心にかえらなくちゃとも思う。5月にはもう一つ本番があり、果たして乗り越えられるのか?と今から思ってしまうけれども、そんな先のことを心配するのはナンセンス。どうにかなるために毎日が、今がある。昨年帰国してから母が数年前に立ち上げた合唱団「エココール」(ホームページなどございません。日々団員募集中)のヴォイストレーナーを引き受けさせてもらった。産後間もなくで、というかしばらく歌っていなかったにも関わらず、さらには息子同伴の時もあるのに私を受け入れてくれた団員さんたちに感謝。6人くらいの奥様アンサンブル。みなさん遠い所から足を運んでくださる。そんな機会だからおしゃれにも余念がなくて私は楽しい。最近はそれぞれが自身とやる気を持ってきて練習に参加してくれるので私もついつい力が入る。その中で心がけているのは、音楽する、させるということ。楽しくなくちゃ意味が無い。辛い練習なんて音楽には意味がない。楽しいからこそ、練習も楽しくなる。これは私がベルリンで5、6年間三枝子先生に教わっていて、徐々に感じた事。本番で成功させるために日々の練習がある。それらは楽しい本番を頭に描くからこそ、「練習したい!」という気持ちになる。そこで感じる練習の辛さは悦びだと思う。こう書いていて思うのは子育てもそうなのかしらーということ。とかくイライラしがちなのだけれども、もうちょっと目標を先に持ってゆけばいいのかな、と。そうか、きっとそうなのだ。あら、目の前が明るくなった。笑 

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もう2ヶ月以上も前の事になってしまうけれども、先日南ドイツ新聞(Sueddeusche Zeitung) の金曜版に折り込まれる SZ Magazine がオンラインでも読めるようになったのでいろいろ思い出しながら書いてみようと思った。ベルリンフィルが11月に日本にやって来たときの事。多くの楽団やオペラがキャンセルするなか、「まぁ彼らもそうだろう」と思われたなかでのベルリンフィルの来日。チケットはあっという間に完売だったそうで、記事の中にも書かれていたけれども知り合いの杉谷さんもその中の一人でなくなく演奏会をあきらめた。タイトルにある「 ancafe 」は妹の経営するケーキ屋さん。両親筆頭に近くに住む方々、もしくは杉谷さんのように時間をかけてわざわざ遠方から足を運んでくださる方々に支えられて継続されている小さなケーキ屋さん。その妹が「ねぇ、ドミニクここで演奏してくれないかなぁ」と私に聞いてきた。イングリッシュホルン奏者である彼とは10数年来の付き合い。ベルリンでは彼の家族の中によくいさせてもらった。演奏会もよく聴かせてもらった、お世話になった友人。出産前にザルツブルグで会った時「次会うときは君の子供も一緒だね」と再会を楽しみにしていた。音楽家としてとても尊敬しているので、妹の問いかけに私はだいぶ迷った、というより「そんなの聞ける訳ない」ととりあえず保留にしていた。しばらくして10年のドイツ生活でやっとできるようになった「尋ねるのはただ」(何かを質問するのにお金はかからないという発想)を思い出し、もし聞く事をしないで後から「なんで最初に聞かなかったの?」と言われて後悔することほど悲しい事はないな、と勇気を振り絞って尋ねてみた。すると「いいよ!」と快く返事が返って来たのでそれまでいろいろ考えた自分がばかみたいと思ってしまった。彼らはすでに中国にいたので「手持ちの楽譜の中からしかできないけど」と彼の同僚のマンフレッド(クラリネット、当日はソプラノサックスを演奏してくれた)を誘ってくれお昼時の30分の小さなコンサートには十分な用意をしてくれた。報酬は「ケーキ食べ放題」。当日は30人くらいの(記事には20人と書いてあるけれども30人は最低いらしてくれた)人が集まってくれ、その中の6人は赤ちゃんだった!息子が最後に「うぉー」っとブラーヴィの歓声を上げた以外は(笑)みんな静かに聴いていた。小さな部屋できく木管楽器の迫力はかなりすごいのに。彼らの演奏会スケジュールはいままでに無いほどタイトだったにも関わらず、その晩も最後の演奏会があったにも関わらず快諾してくれた彼らの演奏は人情味あふれたものだった。なによりも、杉谷さんのようにファンで演奏会へ行かれなかった人達への最高のプレゼント。演奏会後は写真撮影やサイン会。最初に断りを入れると、「何でもいいよ。写真でもヴィデオでも」と言えてしまうのは本当の自信があるから。数えてはいなかったけれども、確かに報酬ではあったけれどもとんでもない量のケーキを食べて行ってくれた彼ら。「ここのタルトは最高だね。このクリームも!」食べながら、話しながら、冗談をいいながら、笑いながら過ごした数時間の間に私は「ホームシック」にかかったようだった。「演奏会はね妹の提案だったの。私はそんなの聞けないよ、と思ったのだけれども後悔するよりはいいと思って尋ねてよかった」と言うと「本当だよ!僕たちにとってツアーの間のこういう時間はとても大切なんだ」と話ししてくれた。「誘ってくれて本当にありがとう。素敵な時間だった」と感謝してくれたのは私もびっくりするくらい嬉しかった。音楽がもっと身近だったら、Tシャツ+ジーンズで行っても後ろめたさを感じなくてよいクラシックのコンサートがあったら、と願っていた私にはとても嬉しいランチコンサートだった。もちろん、個人の楽しみで特別な機会に特別な格好をしてゆくコンサートがあってもいいと思う。でもクラシックはもっと身近なところにあって、聴いてみると意外にリラックスできたりするもの。だからベルリンでは「意外」な人がクラシックが好きだったり、コンサートへ行っていると知って嬉しかったりもした。(そもそも「意外な人」ってどんな人なのか、その線引きをする自分に笑っちゃうけれども)つい最近ベルリンの友人が言っていた。「初めてオペラに行ったけれども、高齢者ばっかりだねー」と。私がベルリンに移動した時ドミニクが言ったのは「君みたいにフィルハーモニカーを知っていたら、日本と違っていくらでも演奏会に入れてあげられるよ」。その裏にはクラシックコンサート普及運動、のようなものがあった。年々、舞台の上にいて年齢層があがっていくのが見える、僕たち音楽家は音楽がなくなってしまうのではないかという不安がある。不安があったら行動しなくてはいけない。私も今その手助けがようやくできるようになったのかもしれない。

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結婚式

週末、高校のときのクラスメートで過去にもブログに登場したじゅんちゃんの結婚式があり、家族でご招待をいただいたため、名古屋へ行って来た。国内でも、海外でも初めての土地はどうも緊張する。言葉が通じるかどうかというのもいつも心配。名古屋といったらわっしーもいる。。。けれどもなかなかにタイトなスケジュールだったので会う事できず。名古屋で思ったのは人がいい、ということ。いいといってもいろいろあると思うけれども、人情がある。この大都会東京がかろうじて保っているものが名古屋には普通にあった、と私は思った。。。けれどもまぁたったの一晩しかいなかったから、そんな人情に出会えたのはただのラッキーだったのかな?(そんなことないとも思うけど。ねぇわっしー、うめちゃん)
2年前には私たちには結婚の「け」の字もなかったのだけれども、いつかは、とお互い願ってやまなかった事。願えばかなうのは本当で実際にそうなった。一年前に東京を出たじゅんちゃん。行き先は岐阜県の山奥。以前から彼女の親友がいると聞いていて、当時ドイツにいて日本を遠く思い、さらには「ふーん、日本ねぇ」とくらいにまでしか自分の国を思っていなかった私は「そんなことやっている同世代もいるんだ、すごいなぁ」と関心しつつもそこまで。私は無添加、無化学調味料、無農薬、減農薬で育ててもらっていたので、ドイツでもとりあえずは食べ物の「内容物」には極力気を付けて過ごして来たけれども、出産を経験して、日本に帰国して、また別の違う視点からそういうものを見るようになった。そんな中でのじゅんちゃんの結婚。そう、彼女は農園を作った男性と結婚したのです。しかも有機農業をする人と。彼らの「和ごころ農園」についてはまだ訪れた事がないので私は何も感想を述べる事ができないのだけれども、5月から彼らのお野菜が届くのでとても楽しみにしている。私たちの参加させてもらったのは食事会。これがまたすばらしい場所で、ウェルカムボードはじゅんちゃんの手作り。入り口では参加者がレタスの種まき。食卓にあるメッセージカードもじゅんちゃんの字(これがまた達筆)。彼らのプロフィールやメニュー、最後にいただいた手ぬぐいも手作り。ケーキカットはなくて、レタスの種をまいたところにこれまたじゅんちゃんのお手製のじょうろで二人で水やり。かれらの名前の一文字ずつをつかってデザインされた判子。何もかもが手作りで、でも完璧なのはさすがじゅんちゃん。プロは違います。お料理に使われていた大根、人参、ネギ、小豆、お米は彼らが栽培したもの。味が濃くて奥が深い。当日、歌を歌わせていただくので「涙を流してはいけない」と感情的にならないようにしていた私は今こうしていろいろ思い出して書いていて、感動している。笑 簡単ではない事をしているかれらをとても尊敬し、消費者として支えたい。でも本当にわかるためには当地へ出向いて、仕事を手伝わなきゃね。いいところがない、と今まで何も知らないで日本を非難していた自分を恥ずかしいなぁと思う。非難、否定ばかりする事をやめて心を落ち着けるといろいろなすばらしいところも見えてくる。私はそういうところを見つつ、自分にできることをしてゆきたい。

じゅんちゃん、伊藤君おめでとう!どうもありがとう。そしてこれからもよろしくね!

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PROFILE

Kurumi Shigenaga

2001年ベルリンフィルへの情熱のためベルリンに移る。
2006年より今現在に至り、西海洋介の元でクリエイティブアシスタントとして働く。
ドイツ語、英語、イタリア語が堪能。
メゾソプラノ歌手としても活動。
趣味は笑う事、食べる事、料理、ヨガ、映画鑑賞、たまにのテニスと卓球。

Came to Berlin in 2001 driven by her love and enthousiasm for classical music and the Berliner Philharmoniker.
Started to work for Koiklub in 2006 as a creative assistant and does so until today.

She is active as a mezzo-soprano singer, loves cooking & food, going to concerts and cycling thru whole Berlin. She is a language pro in German, Italian and English and of course Japanese.

COMMENT

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