本当に悲しいけど、政府が何もを対応しないから、今後数年、数十年の間に福島では沢山の子供達や若者が白血病で死んでいき、次の世代へも傷ついた遺伝子と言う形で負の影響をずーっと残していく。それは悲しいけど確実に起こる。それに対して政府は「福島の事故とは関係が無い」とうそを突き通すつもりなんだろう。いたいいたい病やこれまで政府がとってきた非人道的な同様の対応がそうだから。そしてこれは日本政府特有の恥ずかしい話なのかと誤解する所だった。

このZDFのドキュメンターリビデオを見て分かった。なーんだ違うんだ日本だけじゃないんだ。ドイツでさえもまったく同じような事例があったんだ。エルベ川流域の地方自治体も原発を守る為に嘘をついたんだ。と言うかまだうそを突き通しているんだ。はじめて知った。素晴らしいと思っている国のドイツでも同じような事例があるんだ。これでなんか自分のたがが外れた気がする。なるほど。そうなんだ。ずっと僕の家で話してくれてた事がやっと腑に落ちた気がするよA君。

何が分かったかっていうのは要は原子力産業って言うのは政府をねじ伏せることができるほどのスーパーパワーだって事だ。そんなものが世の中には存在するんだ。で、そいつらの関心は人命なんかじゃ全然なくて自分たちの権益と金。政府の上にあるものすごい存在。それが金融だったり、遺伝子組み換え産業だったりを牛耳っているんだろう。

そしてその力に僕らがひれ伏さないように対抗出来る唯一の手段が選挙や国民投票なんだろう。イタリアの投票結果はそんな原発産業に代表されるスーパーパワーのくそおやじどものけつを蹴っ飛ばしたって言う気持ちがいい大ホームランだったってことだ。わっはっは原発反対票94%以上の快挙。イタリア人の事をこれまで以上に好きになった。

でも青森の選挙結果を見るともしかして今日本で国民投票をやったら「原発政策推進」とか言う恐ろしい結果になりかねない気になってきてすごく怖くなる。「原子力の悲劇を二度も歴史で体験した国が原子力に対してまだまだYES」になったらほとんど冗談だ。犠牲になった人達は誰も安らかに眠れる訳が無くて起きて怒りにくるかもしれない。

日本の首相にリーダーシップが無いからとか、危機管理能力が薄いからとか、そんなのはもしかたら小手先の些細な出来事でしかないのかもしれないって思い始めた。僕たちはそんな言ってみれば「些細な」物事で本当に見極めなければ行けない事の本質に近づかないように惑わされているだけなのかもしれない。物事の本質を見極めるって言う事はそれだけ自分の時間を投資して調べようとする意識を保たないと難しいんだ。これもはなしてたねA君。

だから結局個人で意識を保って、一つ一つを良く考えてこれから物を言えるような存在にならないと行けないんだ。意識を保つ為にそんな人達がつながっていくしか無いんだ。声を上げていくしか無いんだ、ツィッターでつぶやいたり、ブログで発言したり、何を話せば良いのか分からなかったら話をしていそうな人の所に行って聞いてみたり、疑問に思ったら周りの人と少しでも話をしてみたり、それでそこで学んだらそれを出来るだけ周りの人に話すようにして、自分の言葉で話す練習して、情報を共有して、そのためにテレビは敵。テレビは東電やそんな悪いくそおやじ共に買われた犬の出先機関。そこに出ている芸能人だってその出先機関の雇われ人。日経も敵、朝日も敵、新製品情報フル満載の雑誌類は僕らの頭をぼやかす事が目的で作られてるんだろうからそれも敵。僕らは沢山の巧妙でスーパー魅力的な敵に本当に日々囲まれている。

僕らはこれからものすごい時代に入る。前人未到の世界。直接的な放射能被害者が沢山でるだろうし。会社は海外へ逃げて切り捨てられる人も沢山出るだろうし、へんちくりんな予言者がかったのも現われるだろうし、買いだめに代表されるような人達も沢山出現する。足を引っ張る人が沢山現われるだろうし、村八分のような価値観に戻っちゃう人も出てくるだろうし、ええじゃないかの価値観ですべてを忘れて踊りまくろうみたいな人達も現われるんじゃないか?ちょっとマンガ風だけど。

勿論孫さんに代表されるような善い対抗勢力も沢山現われると思う。もうそんな新しい価値観を持ったものが沢山生まれているのを僕はインターネットを通じて見るし、人と会って肌で感じる。でもみんなが何かに頼ってる時代じゃなくなったって事だと思う。頼って他力本願で待つだけしか出来ないとしたらみんなで自滅すると思う。そんな世の中ぼくだっていやだし想像したくない。でも悲しいけど311以前の世界に後戻りもう出来ない。だからそのための準備を出来るだけ早く出来る人から始めないと行けない。それは近くにいる信頼出来る友達と家族と恋人と。

と言う事を考えてる人はとっくに考えて行動しているし、考えていない人は何処から始めればいいのかさえも分からないと言う未だかつて無い超二極分化の世界に入りました。そんな事を考えています。正直な所。

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PROFILE

Yoske Nishiumi

1967 Born in Tokyo.
1991 Graduated Meiji Gakuin University.
'91-'99 Worked at U.S. based product supply company in Tokyo.
2000 Left Japan for a backpack travel in 2000.
2000 Started to live in Berlin.
2002 2002 Conceived, organised and promoted Koi Klub event in Berlin which went on to take place internationally at venues: Club 11, Amsterdam (2006) and Trump Room Tokyo (2006).
2003 Started to work with Asics and Onitsuka Tiger releasing several exclusive sneakers.
2008 Attended Design Week DMY in Berlin in 2008 and “Berlin im licht” exhibition at MÄRKISCHES MUSEUM in 2008.
2009 Opened a temporary shop “Kiosk by Koi Klub” in Berlin
2010 Opened temporary shop “Spätkauf by Koi Klub” in Berlin.
Koi Klub was featured in magazines such as THEME (US), ICON (UK), DAZED AND CONFUSED (UK), CODE (NL), TOKION (JP), S2WTD (DE) and DESIGNBOOM:COM.

西海洋介

1967年 東京生まれ
1991年 明治学院大学卒業
91-99年 米国剃毛/洗口液製品企業勤務
2000年 低予算国外自由旅行開始
2000年 ベルリン生活開始
2002年 KOI KLUBイベントをベルリンで開始、後KOI KLUBをアムステルダム(CLUB11/2006), 東京(TRUMP ROOM/2006)で実施。
2003年 ASICS Europe B.V.と多様なプロジェクトを開始、KOIモデルスニーカーを数種類発売。
2008年 ベルリンデザインウィークDMYに参加, “Berlin im licht” 展(マルキシェズ美術館)に参加。
2009年 期間限定ショップ"KIOSK by KOI KLUB"実施。
2010年 期間限定ショップ“Spätkauf by KOI KLUB”実施。
掲載誌: THEME (US), ICON (UK), DAZED AND CONFUSED (UK), CODE (NL), TOKION (JP), S2WTD (DE)