すごく面白くなって来たー。26年目の訂正もそうだし、「戦前の日本は『バスに乗り遅れるな』を合言葉にファシズムへと突入しました。アノニバスはバスに乗り遅れた人たちのために金曜日、官邸前を走ります」って言うアノニバスもそうだし、笑点のテーマを推進派演説にあわせてかけるのも傑作。本気度と意識度が別レベル。なんか本当の日本のオリジナリティー。

It's no joke that i saw a guy wearing a dufflecoat yesterday in mitte in Berlin! it's really crazy summer this year. this sunny photo at least gives me a hope......can we swim again this year? pleeeaaaase.
冗談抜きで昨日はダッフルコートを着ている男性をミッテで見た。そう言う僕はウールのカーディガンに皮の上着を羽織って自転車に乗った。今年の夏は狂ってる。晴れててもさっと冷たい風が黒い雲と一緒にやって来てどしゃぶりになる事が日に三回ある！でもなんか毎年異常って言ってる気がする。ヘッセの書く典型的な夏って経験した事ない気がする。でもそんな嵐の合間の快晴の土曜日に誕生会に招待された。庭で採れた野菜料理と冷えたワインを片手にえへへと言ってテーブルクロスと発砲水越しにうふふと笑って三世代揃ってあははと笑う。庭を散歩して木々に巡らされたひもに吊るされた小さい頃の思い出写真をへぇーーーと辿って行くと湖に出る。脱いで入ると砂底でふわっと濁って長らく遠浅で時々冷たい。浮かんで空を見上げて雲を見る。声が反響する。あがって水着代わりの下着を絞ると黒土に芝生にミミズにナメクジ。そろそろって歩いてるうちにズボンは乾く。靴を両手に持って別の道で家を目指す。一本道を遠ざかるバイクの音がまるでKLF。暖かい耳に入った水。ケーキにコーヒー。まだまだくすぶるグリル。りんごの木の下の蓄音機のDJ。並ぶ船のプレゼント。冷やしてお飲みくださいって言う名前のワイン。心地いいなー。今年もう一回泳ぎたいなー。

Great music by FARFARA! Thanks again HBC! See you next time at Yes But No!!!

５月末に坂口新総理のトークショウの時に知り合ったマインツのいつえさんと言う面白い人がその後沢山の本を僕に送って来てくれた。パリのようにBOOK OFFがないベルリンでは本のプレゼントは最高にありがたい。しかもその本が同じ興味の方向性を向いている人からのお裾分けだと更に嬉しい。いつえさんから送られて来た本を出してみるとその中には僕の本棚にも下巻だけが残っているソローの森の生活があって間違いないセレクションの予感。

その中で一番最初に手に取った本が名前は聞いた事あるけど読んだ事の無かった内田樹の「日本辺境論」だった。興味があったら自分で買って読んだ方が良いと思うけど、僕は先に進むのがもったいないから１ページにものすごい時間をかけてじっくり読んだ。頭のどこかでぼんやり「そうなのかなー」と意識してたのかしてないのか分からないくらいの所にあるような自分の性質のようなものが地理的、歴史的に説明されてるのが何度も腑に落ちて何度も唸ってスベンニャに不気味がられた。

その本をきっかけに内田樹のブログも欠かさず読むようになった。そして昨日読んだ第三回伊丹十三賞の受賞記念講演というこの文章。前日のKoi Klub（またまた最高でした！）で飲んでダウンでベッドの中でちょっとのつもりで読みはじめたら止められなくなって最後は涙がぽろぽろ出て来た。村上春樹の「非現実的な夢想家」を読んだ時と同じだった。

内田樹「伊丹十三と『戦後精神』」

福島の原因と影響がまだ分かってないのに「首相の責任」で再稼働したり、ましてや東芝、三菱、日立の原発を世界に売り込もうとする社会でお天道様にも恥じない生き方をするって言う事はタフだ。信頼出来る人達と確認しながらそろそろ歩かないと絡めとられてすぐ真っ逆さまに金>命の世界にまっしぐらだ。

そんな罠は何処にだって沢山ある。特に日本にいれば言葉に不自由する事も無いから相当の理由が無いと自分の人生を説明する必要もそうそう無い。流されたらどんどん流されてふと気づくと死にたいなら勝手に死んでくれムカムカするっていう市長に頷くような自分になっていくんだと思った。

ちなみに伊丹十三の映画「タンポポ」をマイフェヴァリット映画とするヨーロッパ人は僕の回りに少なくとも二人いる。だれか『ヨーロッパ退屈日記』持ってたら貸してください。

Video and Images by The Simple Society.

YES BUT NO by KOIKLUB - JUL 11, 2012 from KOI KLUB on Vimeo.

We are very much inspired by a legendary Turkish Musician Barış Manço. We try to make a bridge over Turkey and Japan once again by hosting a band FARFARA from Istanbul as well as dj islandman. Dj moodistbeach will counter play music from Japan especially from 70's 80's era. We will grill outside of HBC where you can taste both cultures as well. Please come and enjoy with us.

presents:
LIVE CONCERT
FARFARA

DJ
ISLANDMAN
MOODISTBEACH

on:
Wednesday
11.07.2012
20:00 start

at:
HBC
Karl-Liebknecht-Strasse 9 10178 Berlin

友達がおせんべいを買って来てくれた。食べるのは数年ぶりで感動的においしかった。
RICE COOKIES THAT I HAVEN'T HAD FOR SOME YEARS WERE SO GOOD.