あらかじめ決められた恋人たちへ NEW ALBUM 『CALLING』がPOPGROUPからリリース決定!

update : 2011.04.08 (Fri)

発売日は5月25日(水)に延期になりました。              
       
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ライブ・シーンを席巻しているインストゥルメンタル・ダブ・ユニット "あらかじめ決められた恋人たちへ" 通称"あら恋"が、バンド編成では初となるスタジオフルアルバム『CALLING』を5/18(水)POPGROUPからリリース決定!

鍵盤ハーモニカで奏でる叙情的なメロディと、快楽をもたらす怒涛のダンス・グル―ヴが融合したあらかじめ決められた恋人たちへ、4枚目のオリジナルフルアルバム完成!
鍵盤ハーモニカ、テルミン、ドラム、ベース、ダブミックスという特殊な編成から生み出されるのは、シアトリカルなダンス・サウンド。圧倒的な熱量 で駆け抜ける全10曲は、プリミティブな感情を呼び覚ます。


【Review】
 2010年、SUMMER SONIC、KAIKOO POPWAVE FESTIVAL、Rock on the Rock、FESTA de RAMA、朝霧JAMなど大型フェスに多数出演し、そのライブパフォーマンスがクラバー/ロック・キッズのどちらにも大きな衝撃を与えた、叙情派エレクト
ロ・ダブ・ユニット、あらかじめ決められた恋人たちへ(通称あら恋)。同年、渋谷o-nestと新代田FEVERで行なわれたワンマン・ライブ 「dubbing」シリーズは超満員となるなど、その名声はもはやインディー・フィールドを飛び出していると言っても過言ではない。そして 2011年、約半年の制作期間を経て、待望のニューアルバム、『CALLING』が届けられた。
 4枚目のフルアルバムとなる本作は、ソロ・ユニットを出発点としてきたあら恋としては初めて、バンド編成でのレコーディングに臨んでいる。 2008年から大阪から東京に拠点を移し、以降はバンド編成でのライブ活動を主軸に行なってきた彼らの姿が、ようやくスタジオアルバムという形で パッケージされることとなった。その意味でもユニットとして大きなターニングポイントとなる今作
を、DJ BAKUや環ROYを擁し、フェス「KAIKOO」の主催としてオルタナティヴなシーンのボトムアップを行なっている最重要レーベル、POPGROUPが サポートしている。
 内容は、全10曲収録/約50分。池永がセルフプロデュースを行ない、ゲストにギタリストの大竹康範(LAGITAGIDA、ex.マヒルノ) を 迎えている。鍵盤ハーモニカによる哀愁のメロディと、レゲエ・ラガビートをベースとしたリズム・メイキングは健在で、「音のみで物語を形成する」というシ アトリカルなダブ・サウンドはより進化した形で提示された。一方で、バンド編成での録音は、池永
がフェイバリットとする80's後半~90's初 頭のインディー・ロック/セカンド・サマー・オブ・ラブを彷彿とさせる、ロックとダンス・ミュージックの快楽的融合を促しており、これが本作の大 きな魅力 のひとつだと言えるだろう。ライブでもアンセムとなっている高速ダブ・ロック「ラセン」や、ライブ会場限定シングルとしてもリリースされていた、重厚な ビートが印象的な「fire glove」/「shadow」、そして、池永が我が子誕生の喜びを歌ったミディアム・バラード「calling」など、曲調も極めて多彩である。
 初聴でも入り込める聴きやすさと中毒性が同居した、あら恋の最高傑作。そして、他に類をみないアーバン・ダンス・ミュージックの誕生でもある。    
text by 森樹


『CALLING』 収録曲
1.Back
2.ラセン
3.Nothing
4.ワカル
5.Shadow
6.Fire Glove
7.Out
8.Start
9.not
10.Calling


【あらかじめ決められた恋人たちへ メンバー】
池永正二(鍵盤ハーモニカ、Prog,)
劔樹人(Ba.)
クリテツ(テルミン、パーカッション、鍵盤ハーモニカ)
KIM(Dr.)

石本聡(dubmix)
宋 基文(PA)
松野 絵理(LIGHTING)

THE RKP(VJ)

・ゲスト
大竹康範(Gt.)

【あらかじめ決められた恋人たちへ プロフィール】
1997年、池永正二によるソロ・ユニットとしてスタート。叙情的でアーバンなエレクトロ・ダブ・サウンドを確立し、池永自身が勤めていた難波ベ アーズを はじめとするライブハウスのほか、カフェ、ギャラリーなどで積極的にライブを重ねる。2003年には『釘』(OZディスク)、2005年には『ブレ』(キャラウェイレコード)をリリース。この頃からリミックス提供や映画、劇中音楽の制作、客 演などが増加。SSW、ゆーきゃんとタッグを組ん だシグナ レスも誕生する。 2008年、拠点を東京に移すと、バンド編成でのライブ活動を強化。そのパフォーマンスと、同年11月の3rdアルバム『カラ』(mao)がインディー・シーンに衝撃を与える。2009年にはライブ・レコーディングした音源を編集したフェイクメンタリーアルバム『ラッシュ』(mao)を発売。また、大阪の爆音ガレージバンド・ワッツーシゾンビの『WE ARE THE WORLD』のプロデュースを手掛けた。2010年は、SUMMER SONIC、朝霧JAMといった大型フェスにも出演を果たし、2011年、満を持して新作『CALLING』をPOPGROUPからリリースする。

【各メンバーの多彩な活動】
あら恋のメンバーは、それぞれが多彩な活動を行なっていることで知られる。 池永はゆーきゃんとのシグナレス、そして俳優・山内圭哉をリーダーと するワットメイヘムオーケストラなどに参加中。劔樹人は、恋愛研究会。社長として、神聖かまってちゃん、撃鉄などのマネージャーも務めるメンバー 随一の多忙人。クリテツはテルミン奏者としてソロ活動を積極的に展開、キムも、各種セッションに参加している。 そのほか、maoレーベルの社長である石本は、自身がリーダーであるpasadenaのほか、MASのメンバーとして、またdubmixerと してworld's end girlfriendやTam Tamを支えている。

【あらかじめ決められた恋人たちへ LIVE INFO】

5/18 NEW ALBUM『CALLING』発売へむけて"あら恋"ワンマンLIVE開催決定!

2011.7.9 (土)「Doobie presents "Dubbing 03」@東京/shibuya WWW

ワンマンLIVE詳細はこちら

LIVE INFO

2011.5.18 Release
あらかじめ決められた恋人たちへ
『CALLING』
POP130 ¥2,600円(tax in)

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