| COMMNET(3)

泣いた

パパはね、日本が変わるタイミングだと思っているんだ。

日本は変わる。

やっと大人になる。

本当の民主主義が、やってくると思っているんだ。

お前を含めて、みんながいま、考えれば。

こんな状況のいま、日本が世界に向けてどんな態度を示すのか、
どんなメッセージを投げるのか本当に注目されているんだよ。

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僕はこの「こんな状況のいま、日本が世界に向けてどんな態度を示すのか、
どんなメッセージを投げるのか本当に注目されているんだよ。」と言う所を書きたい。

今、僕たちは瀬戸際に立っていると思う。日本に住む日本人だろうと海外に住む日本人だろうと。
僕は少なくともベルリンでそれを肌で感じる。ドイツ人と話してそれを理解する。
今後、政府や当事者達から発信される不透明な態度をもって「本当に真実を語っているのか分からない国民」と言う疑いの目でずっと海外から見られるのか?これほどの事が起こっても態度を体で示す事なく今まで通りの生活が戻ってくると言う想像力しか持ち合わせない国民と見られるのか?これほどの事が起こってもそれほどの事ではないという現状認識力しか持ちあわせていない国民と見られるのか。

大使館の人にドイツで風評被害が既に起こっていてその説明をする仕事があると聞いた。
パーティーの場で日本人が提供する食べ物は場を不快にする可能性があるので断られたケースを聞いた。
日本製品を売る場合、それが汚染検査された物なのかどうかをお客さんが聞く事が想定されるのでそれを日本へ確認しないと行けないと店員から聞いた。
僕一人だけでも三つの事実がある。
それがどういう意味を持つのかは説明する必要は無いと思う。

それは今まで僕らが目をつむって便利な生活を追い求めた結果だ。
どうすれば廃棄物を処理すれば良いのか分からないで発車して、その後処理をずっと続く次世代に投げた無責任な自分たちの責任だ。
ドイツの言葉に「どんな政府がその国にあるかは国民のレベルを表す鏡」って言う言葉があるらしいのを今日聞いてまたがっくりと来た。

震災の救済に力を入れるのは勿論だ。募金するのだって絶対に必要だ。福島原発で乾パン程度しか食べないで働いているのは津波で被災した人達だ。勿論全部必要だし、全部大事だ。でもそれだからってその現実と危険性を伝える雑誌がなんでたたかれなくちゃいけないんだろう?なんでそこで書いてた作家がそれに抗議して降板しなきゃ行けないんだろう?なんで神のみぞ知るって発言して不安を煽り立てるって謝罪しなきゃ行けないんだろう?今起こってる事は人類初の出来事で色んな見方があるのは当然で、それを磨いてベストの策を見つけるべきだと思うのにつぶしてどうするんだろう?それから人にはそれぞれ得手不得手があるんであって、みんながみんな募金をして救済をする事に体力と知恵を使い切る必要は無いんじゃないか?って言う事をいうと不謹慎な世の中ってどんな世界なんだろう?今起こってる事は世界の中の日本て言う視点で見たらどういう事なんだろうって集まって話をしたら何か建設的な案が生まれるかもしれないし、もしかしたらそんなアイデアはすぐには出てこなくてただ頭が痛くなるだけかもしれない。でも通常番組に戻ったテレビのチャンネルをひねってエンターテイメント化された報道を見続けるよりも意味あるはずだ。

報道は全滅なのか?芸能人もだめなんだろうか?ウィキリークスの日本版のような影響力が大きい第三の報道があらわれるのを待たないと行けないんだろうか?ベルリンの人口は三百四十万人。先週のデモ参加者は十二万人。3.5%だ。ドイツの国民が八千四百万人。ドイツ全体で見た場合の先週のデモ参加者は二十四万人。3%だ。三パーセントの国民が立ち上がった結果、それ以外にも勿論要因はあるだろうけどドイツでは今政治が変わろうとしている。東京で言うと人口は千三百万人。3.5%の人がデモ参加したとしたら四十五万人。今数字を書いて驚く。それぐらいのインパクトがこの前のベルリンのデモにはあったって事だ。でもそんなの無理だよ、って人ごとのように簡単に言いたくない。小さく始めたって良いじゃんって思う。とにかく既存のテレビが放映せざるを得ない最低限の人数が集まるだけで良いとしたら、5000人じゃだめなのか?1万人必要なのか?それでテレビにもし放映されるほどの(って500人だったとしてもそれは放映されなきゃ行けない物だと思うけど、それで放映されないとしたらそこには意味が隠されていると思うけど)人が集まったら、それを知ってもっと多くの人が参加するようになるんじゃないか?それだけの行動がインターネットを通じて発信されている。立ち上がっている人達がいる。信じられない数のリンクが禅さんを中心にみんな僕に送ってきている。僕らは今インターネットにかじりついて毎日が信じられないスピードで過ぎて行く。僕はそれを出来るだけアップしようとしている。僕の影響力なんて鼻くそだ。でもなにか起こさないともう今後こんなチャンス無いと思うし、今後僕らは本当に世界で大変な存在になってしまう危機感がある。体を張って行動を起こす国民を見たら海外はどんな風に見るだろうか?拍手で僕らを讃えてくれると思う。今日東電前のデモ(曰く150人の参加者)に参加した友達は海外のメディアがたくさんいたけど、日本のテレビ局はいっさいいなかったって言っていた。海外から日本へニュースの逆輸入ってあり得ないんだろうか?もうそんなレベルだと思う。もし必要なんだったら帰ったって良いと思う。手伝えるんだったら僕に出来る事を全部やりたい。そんな事を考えてまた泣いた。

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That hits the traget dead center! Great answer!

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PROFILE

Yoske Nishiumi

1967 Born in Tokyo.
1991 Graduated Meiji Gakuin University.
'91-'99 Worked at U.S. based product supply company in Tokyo.
2000 Left Japan for a backpack travel in 2000.
2000 Started to live in Berlin.
2002 2002 Conceived, organised and promoted Koi Klub event in Berlin which went on to take place internationally at venues: Club 11, Amsterdam (2006) and Trump Room Tokyo (2006).
2003 Started to work with Asics and Onitsuka Tiger releasing several exclusive sneakers.
2008 Attended Design Week DMY in Berlin in 2008 and “Berlin im licht” exhibition at MÄRKISCHES MUSEUM in 2008.
2009 Opened a temporary shop “Kiosk by Koi Klub” in Berlin
2010 Opened temporary shop “Spätkauf by Koi Klub” in Berlin.
Koi Klub was featured in magazines such as THEME (US), ICON (UK), DAZED AND CONFUSED (UK), CODE (NL), TOKION (JP), S2WTD (DE) and DESIGNBOOM:COM.

西海洋介

1967年 東京生まれ
1991年 明治学院大学卒業
91-99年 米国剃毛/洗口液製品企業勤務
2000年 低予算国外自由旅行開始
2000年 ベルリン生活開始
2002年 KOI KLUBイベントをベルリンで開始、後KOI KLUBをアムステルダム(CLUB11/2006), 東京(TRUMP ROOM/2006)で実施。
2003年 ASICS Europe B.V.と多様なプロジェクトを開始、KOIモデルスニーカーを数種類発売。
2008年 ベルリンデザインウィークDMYに参加, “Berlin im licht” 展(マルキシェズ美術館)に参加。
2009年 期間限定ショップ"KIOSK by KOI KLUB"実施。
2010年 期間限定ショップ“Spätkauf by KOI KLUB”実施。
掲載誌: THEME (US), ICON (UK), DAZED AND CONFUSED (UK), CODE (NL), TOKION (JP), S2WTD (DE)

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