FACEBOOKで昨晩見つけてすごく学ぶ事が多かったので、小川さんに許可を得てその文章をアップします。小川賛同もありがとう。ドイツだって最初は小さい運動だったんだって事なんて全然知らなかった。どうぞ読んでください。
by Ogawa Naoko on Monday, 04 April 2011 at 22:53
日本の原子力発電に関する色々な話をネットで見るにつれ、自分の無知さに反吐が出るくらい腹が立ち、また、原子力に関する日本の現状をわたしにはどうすることも出来ないとただPCの前でうなだれていた。
しかし、ドイツ人の友人がしてくれた原子力問題に関する話は非常に興味深く、様々な可能性を示してくれ、とても勇気付けられた。
彼女の話に、調べた話を付け加えてます。
あくまで彼女から聞いた話として呼んで頂けたらと思います。
-----------------------------------------------------------------------------------
チェルノブイリの事故はドイツにも甚大な被害をもたらした。放射能による汚染は今でも影響を与え続け、南ドイツ(バイエルン州)の地面に生えるキノコにはセシウム137やヨード131が含まれており、それを食することはもちろん、それを好物にするいのししの肉も食べることは出来ない。
故にドイツは事故後、ひと際真剣に原子力発電について検討して来た国であるという。
チェルノブイリの事故以来、友人(45歳、女性)の、そしてドイツの国民意識はどう変わったか。
デモ:
チェルノブイリ事故以前にも反原子力発電のデモ活動はあったが、小規模であったという。
彼女は事故後、「とにかく原子力は嫌だ、これからはもう必要ない」という意思を、デモに参加することで表明した。
初めは少人数しか集まらなかったという。自分の母親にも「警察沙汰になるようなことして!」などと理解されなたったそうだ。母親の世代にはデモは暴動行為と同じものと映ったらしい。
しかし次第にデモは拡大し、政府も無視し続けられなくなった。
電力市場の自由化:
事故以前も事故直後も電気事業の中心的役割を担う8大電力会社が存在し、国内総発電電力量の約90%を独占的に供給し、独裁体制を誇っていた。(石炭資源が豊富なドイツは火力発電がメインで、続いて原子力発電)
他に方法が無いから黙って受け入れるのか、否、(ドイツ人が黙ってる訳が無いのだが)人々は電力は足りているけれど「節電する」、つまり電気料金の支払いを減らすという方法で電力会社に直接、経済制裁を加えたのだ。
収入が少なくなった電力会社は発電量を減らさざるを得ない、よって需要家のニーズに応えようとする、という理屈らしいが。
この行動も彼女の母親は理解出来なかったという。誰も居ない部屋の明かりを消す度に「暗いじゃない!こんなことしてどうなるというの」と言われ続けたという。
しかし国民全員が徹底して節電したらかなりの金額になるはず。事実、今現在でもドイツ人の節電教育は徹底している。
これが直接の原因になったかは今ちょっと調べ切れなかったけれど、1998年に新しいエネルギー事業法が施行され、家庭用も含めたすべての需要家が電力の購入先を自由に選択できる全面自由化が実施された。
これにより現在は電力会社間で激しい価格競争が行われ、エンドユーザーである国民は価格、そして何によって発電されているか、を検討して自ら選べるようになったのだ。
福島第一発電所での事故以降、エコ電気を選択する人が増え続けているという。
原子力発電による電力会社を選ばないことで、原子力発電所の廃止、そしてエコ電力会社のさらなる発展を狙っているそうだ。
最後に彼女は言う。
チェルノブイリ以前はドイツも日本と同じく、それほど原子力発電に対して関心を払っていなかった。初めは小さかったけれど、反核の運動は確実に実って来ている。だから、あなた達にも事態を変える可能性はたっくさんあるのよ!!
-----------------------------------------------------------------------------------
彼女がチェルノブイリ以降どういう行動をとったのか、その具体的な話は希望を与えてくれた。可能性を感じ、心がすごく楽になった。
この話を日本の人に伝えるのもあなたの出来ることのひとつよ!と励まされ、読みづらかったでしょうが、日記に書かせてもらいました。
PS:福島での事故を受け、メルケル首相はドイツ国内の原子力発電所の安全性調査を依頼したが、この調査で何と、使用済み核燃料の所在が不明と言う事が発覚したそうだある原子力発電所の核燃料が盗まれているのが発覚したそうだ。友人は「何やってんだ!」と頭を抱えていた。
あー、久しぶりにカチッと、しっくりくるお話でした。
私、本当にもう日本に戻ることはなくなってしまうかもしれないな−、と思いはじめていたので、すごく勇気が出ました。
可能性はまだありますね。
洋介さん、小川さんありがとうございます!
Hey, that's the graeetst! So with ll this brain power AWHFY?
Hello!
Hello!
Hello!
Hello!