偶然にもこの本の表紙はベルリンのバウハウス美術館にあるようです。
一人暮らしをするようになって食べる事を意識するようになった。それまでは興味のあったイタリアン、しか作った事の無い私。出汁のひきかた、その他諸々を母から教わろうという気が特になかったので、食卓にでてくるものを只単にいただくことしかなかった。いとこがベルリンに来た時に私の食事を口にしてまずいと言った。そりゃそうだ。ちゃんと作った事ないもの。それからショックだった私は努力しようと自分なりに頑張ってきたのかもしれない。家族ができてまだダメだしされていた私は悔しい気持ちもあるし、申し訳ない気持ちもあるのできちんとレシピをみて料理を作るようになった。辰巳芳子さんの本は母にベルリン時代に送ってもらったもの。手に入る物は少ないし、難しいので。。。と長い間眠っていたものが今とても役に立つ。しかも、辰巳さんの講演を聞き、さらにお会いできる機会が3月にあった。興味深かったのは食と出産。今、出産において問題がとても多いようでそれは現代の食生活にあると彼女は断言していた。あとは放射能の話。そして私たちは宇宙によって生かされているのだということ。今、出汁をひくのがほぼ日課になっている。だいぶ上手くなったと自負していたけれども先日はまんまと失敗。いつでも謙虚に学ばなければと思った。家族のために。
Hello!