轟音ロックデュオ「NINGEN OK」、 1st ALBUMリリース決定!!

update : 2012.09.20 (Thu)


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 ライブDVD一枚をリリースしたのみでFUJI ROCK FESTIVAL'12のルーキーステージに出演するなど、その圧倒的なステージングが話題の轟音ロック・デュオ、NINGEN OK(ニンゲンオーケー)。
金沢を拠点に、web展開も含めてD.I.Yなスタンスで活動を続けてきた彼らは、「すべてをライブに集中させたかった」として、これまで一度も音源を制作してこなかった。だが、"KAIKOO POPWAVE FESTIVAL" に二年連続で彼らを招聘したインディペンデント・レーベルPOPGROUPの熱烈なラブコールを受け、初となるレコーディングを開始。デビューアルバム『体温の行方』を完成させた。
 90'sオルタナティブ~インディー・ロックやUSハードコアに影響を受けてきたと公言する彼らの音楽は、ソリッドに刻まれるギターとタイトかつ変幻自在のドラミングが絡み合い、競い合い、ときには激しく衝突し合いながら生み出される、ノイジーなインダストリアル・サウンドである。表面上は無機質にも聴こえるが、ダンスミュージックとしての高揚感を持つだけでなく、シンセサイザー(ピアノ)による叙情的なフレーズやデジタルエフェクトを全面的に採り入れたことで、非常にエモーショナルな響きを獲得。「僕らにとってロック=怒りの爆発ではなくて。ハードなサウンドだけれども、愛情表現であるっていうのは揺るぎない」とメンバーが語るように、生命力や人間愛が滲み出た、ポジティブなオーラを纏っているのが大きな魅力と言えよう。
 レコーディング面では、ステレオではなく、敢えてモノラルによるミックスが採用されている。これは、音源としての魅力を追求する中でメンバーが判断したもので、「各パートから"誰かが弾いている"という記号性を排除して、スピーカーからひとつの"塊"として聴こえるようにしたかった」との意図が込められている。テクニカルでノイジー、そしてダイナミックな曲展開と、NINGEN OKの魅力が詰まった「M2 NINGEN BLACK」、ギター、ドラム、ピアノが鮮やかに交わる「M7 NINGEN CRACK」、穏やかでフィナーレに相応しい「M9 NINGEN DAYS」など全9曲を収録。
ライブで培われたサウンドの緊張感、そして音源ならではのアイデアが封じ込められたこのデビュー作『体温の行方』は、デュオ編成とは思えないほどのスケールと切れ味を提示した、雄渾無双のロック・アルバムだ。

text by 森 樹


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PROFILE
石川県金沢市在住のサカグチケンイチ(Dr.)、ヤマシタタクロウ(Gt.)による、轟音インダストリアルロック・デュオ。2009年から「NINGEN OK」として活動を開始し、これまでライブDVD一枚をリリースしている。以降、金沢のライブハウス/クラブを拠点としつつ、東京や関西でも精力的にライブを重ねている。現在は、サキナ(Syn.)をサポートメンバーに迎えたトリオ編成でパフォーマンスを敢行しており、2012年には、FUJI ROCK FESTIVAL'12(ルーキーステージ)への出演を果たした。また、バンドにまつわるすべてのプロジェクトをふたりで担っているのが特徴で、"愛の発電"ことサカグチが楽曲制作/アートワーク/ステージデザイン/webを、"愛の放電"ことヤマシタがブッキング/プロモーションを手掛ける。そして2012年11月、"愛を発電。あなたへ放電。世界に感電。"のキャッチフレーズをひっさげ、POPGROUPから待望の1stアルバム『体温の行方』を発売する。

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