「 Calm 」が待望の12インチをリリース!!

update : 2012.02.15 (Wed)

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日本が世界に誇るアーティスト、Calmのダンスミュージックプロジェクト。
Calm presents K.F名義、7年ぶり待望のリリース。
4月発売予定のアルバムからの第1弾先行12インチシングル。
300枚限定!3月中旬にリリース!!

これまでに数多くの名曲を生み出してきたCalmをして「過去最高の出来」といわしめた今作。
両面共に、最近全面に押し出しているバレアリック感をそのままに、
ダンスミュージックとして現場でしっかり機能する作品となっている。
今年で15年というキャリアに裏打ちされた、メロディー・グルーヴ・構成力は、どれをとっても圧巻の説得力をもっていて、耳の肥えたCalmファンも納得の1枚だろう。
そして今作は楽曲の完成度の高さに加え、音質への飽くなき探究心の末、
ようやくたどり着いたハーフスピードカッティングという世界最高峰の技術を導入し、極めつけは、コスト度外視の180g重量盤でプレスという気合いの入れ様で、現在では本当に希少な12インチに仕上がっている。
Calmファンでなくともアナログファンには、是非この音質を体感して欲しい。

※300枚限定の今作。各店舗で予約が殺到しています。
何卒お早めのご手配をおすすめ致します。


Calm presents K.F.  
"Dusk EP"
Side A : Summer Flow
Side AA : Peace of Mind

MUCO12-028
金額    税込 ¥1,800 税別 ¥1714
リリース日 3月中旬


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アナログ盤への強いこだわり by Calm


時代がどうなろうとも、いまだにアナログ盤への強いこだわりを持っている。家で聴く音楽も、DJのときもほとんどをアナログ盤でプレイしている。そんな自分がアナログ盤をリリースしなければ話にならない。
利益など顧みず、今回もアナログをカットします。
今回チャレンジしたのはハーフスピードカッティングという技術。
アメリカのMobile Fidelity Sound Labというレーベルの専売特許となっている手法で、オリジナルのアナログマスターテープから半分のスピードで再生された音を半分のスピードでカッティングする技術。(詳しくは彼らの技術の説明を探してください。)
このレーベルからリカットされるアナログ盤と発売当時のオリジナル盤を聴き比べるととてつもなく大きな違いを感じる。
Pink Floyd "Dark Side of the Moon"のワイド感や、Led Zeppelin "2"でのまるでスタジオで聴いてるかのような臨場感は、オリジナル盤では体験することが出来なかった素晴らしさだ。
ハーフスピードカッティングの利点としてはワイドレンジ、そして左右の分離感、そして濃密な程の密度感等がある。
それはスタジオでミックスダウンされたときの音とほぼ同じ音が聴こえるということだ。
アナログ盤はCD等に比べて、盤になってみないと最終的な音がわからないと言われるほどマスタリングやカッティングが難しい世界だ。
カッティングエンジニアは仕上がる音を予想して音作りをしていく。
だからこそ技術と耳を要求される。
そんなハーフスピードカッティングを自らの理論で実践するヨーロッパでただ一人のエンジニアを紹介してもらった。
それがメトロポリスのマイルスさん。
出来上がってきたアセテート盤を聴いて思ったことはずばり「家で最終ミックスした音と全く同じ音がする」ということだった。
今までは楽器のバランスやレンジ感の違い、密度感が薄くなっていたり、高域がきつくなっていたり、また逆に薄くなっていたりと、オリジナルのマスター通りのカッティングに上がってくることはなかった。
アナログのカッティングとはそういうものだと思っていたからこそ今回のカッティングは驚きだし、改めてハーフスピードカッティングの素晴らしさを感じとることができた。
本人以外はオリジナルがいったいどういった音だったのかを聴き比べすることができないから、この話がどこまで伝わるかはわからないが、とにかく自分のキャリアの中で一番納得がいくカッティングになっていることは間違いない。
レコード会社や、ときにはアーティスト本人でさえ軽視しがちであるCDのマスタリング、アナログのカッティングの重要性を改めて思い知らされ、とても良い勉強になりました。
今後の音作りのハードルが益々上がりましたが、目指すべき目標を持てたことに感謝します。
次は前よりもっと良く、更に良くをこれからも実践していきます。


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